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されど愛しきGLORY DAYS

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約束の夏。

そんなワケで、先日発足したばかりのEN-GAWA*ROJECTですが、
早くも?2曲目が完成いたしました!

季節はとっくに秋ですが…
そんな季節だからこそ、
こちらの曲でしみじみして頂けたらと。

約束の夏 / EN-GAWA*PROJECT


ていうか、自分はこちらの絵を担当しております。
勿論、前回の「臆病ハート」も。
今更、絵を描くとは思ってなかったけど、
やっぱり絵を描くのも楽しいですね。
好きなことができることに感謝、です。
    01:24 | Trackback : 1 | Top

時には珍しく寂しい夜もある。

DSC_0013.jpg


誰かと離れるっていうのは寂しいものですね。

そんなに思い入れてるつもりはなくても、
いつも近くにいたヒトが、
離れて行くってのはやっぱり寂しい。

死別するワケでなし、時間を掛ければ、
物理的な距離くらいどうにでもなるんだけど。
それでも、離れることを惜しんで、
一筋の涙が流れるくらいには、
思い入れていたんだなと、今更になって気付きます。


ああ…


今なら、自分には似合いそうもない、
切ない歌が書けそう。

    02:05 | Trackback : 0 | Top

新プロジェクト発足。

ああまた久しぶりの更新になってしまいました(汗)

もー何て言うか、やることいっぱいです。
いつの間にやら、夏も終わっちゃいましたね。
とりあえず、毎年行ってる鎌倉材木座のイベントと、
有楽町のビアガーデンでジンギスカン食べたので、
今年の夏はそれで良しとします。

そんなワケで、最近始めた新たなプロジェクト。
まずはこちらをドーゾ☆

臆病ハート / EN-GAWA*PROJECT


ここまでに至ったお話は端折りますが(笑)、
とりあえず、初お披露目ということで、
よろしくお願いします。
    01:36 | Trackback : 0 | Top

花のころ(三)


さて、私が何故、彼女の気持ちに気付いていたのかといえば、
実はそれには大層な根拠などはなく、
ただ、空気というか、口で言い表せない、そういう何かを
肌で感じたとしか言いようがなかった。

ただ、一度だけ、何かの拍子に手が触れて、
パッと自分の手を引いた彼女の頬が、
明らかに桜色に染まったことはあった。
でもそれは一度だけだ。

その後は、何となく触れてはいけないものに触れたような、
そんな気がして、なるべく触れるようなことはないように意識した。

…と、たどたどしく彼女と出会ってからの自分を振り返ってみると、
これではまるで、私が彼女を意識してるようではないか?
その思考が脳を駆け巡る前に私は席を立った。
彼女は既に乗り出していた身体を、元いた位置に置いていた。


「………先生?」


少し驚いたような、心配したような表情で彼女が言ったので、
私は、「お茶を淹れようか。いい茶葉が手に入ったんだ」
そう言って流し台のほうへ向かった。
視界の隅に、まだ彼女の不安げな表情が伺える。

この部屋には、自分が仕事で籠もることがよくあるので、
軽い食事を作れる程度の小さな台所があり、
ひと通りの食器類なども揃っており、そして、
私は今日ほど、そうしておいたことに安堵したことはなかった。

    19:26 | Trackback : 0 | Top

花のころ


ふと沈黙が訪れた後、彼女が先に口を開いた。


「先生、お耳を、貸して頂けませんか」


元々、二人しかいない部屋で声が届かないわけもなく、
耳を貸してくれというのもおかしな話ではあるが、
彼女の性格からして、恥ずかしくて、
対面では言い出しづらいことがあるのかもしれない。
そう思って、私は彼女の口元へ耳を傾けた。

すると彼女は私のほうへ身を乗り出して、
何か言い掛けたかと思ったところで、
私の耳にその柔らかな口唇を押し当てた。
そして、そのままの姿勢で口唇を私の耳から少し離して言った。


「私、先生のこと、好きだったのだと思います」


全てが突然の事で訳が分からず固まっていた。
いや、しかし、彼女の気持ちには薄々気付いてはいた。

彼女とは、知人を介して、私の演奏会で知り合った。
物腰が柔らかく、穏やかで頭も良く、育ちの良さが仕草に出る。
而して容姿もそれに伴った、色の白いお嬢さんだった。
その上、初めて会った時から、何となく気心が知れた風で居心地が良く、
幾度か二人で食事へ出掛けたりもした。

その彼女が私の処でピアノを習いたいと言ったのは、
それから時しばらくした頃であった。

元々ピアノを習っていて、今も家では弾いているらしかったので、
何故わざわざ…?と思ったものだが、
彼女にすれば、ジャズというものは全く新しいことのようで、
是非とも勉強したいということだった。

私には他にも幾人かの生徒がいた。
全くの素人もいれば、彼女のように昔習っていた者もいる。
私は特別に彼女に何かを教えるでなく、
他の生徒と変わらない講義をしていたのだが、
彼女の上達の速さは群を抜き、目まぐるしいものがあった。

そして、この頃から二人で食事に出掛けることもなくなった。

    01:12 | Trackback : 0 | Top
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